本田圭佑選手のポルティモネンセ入団会見

2021.02.06
ニュース

ポルトガル1部のポルティモネンセと契約したMF本田圭佑(34)が6日、同クラブの本拠地ポルティマンでクラブ主催の入団会見に臨んだ。

本田は冒頭、加入の決め手について聞かれ、「最初、クラブの監督、チーム、施設全てを見て判断したいとこっちに入ってきたんですけど、正直、(加入を)最後まで悩んでいました。というのも、非常に難しい挑戦になるというのを分かっていたから。ブラジルのボタフォゴと状況が似ていて、悩んでいたんですけど、最終的にこの難しい挑戦を、受け入れようと、このオファーを受け入れようと覚悟を持って、このチームに移籍することを決めました」と、決断に至った経緯を語った。

その後の一問一答、会見の全文は次の通り。

-インターナショナルな、経験豊富な選手が入ってきたと思われているが、どう感じているか

本田 大前提として、非常に難しい挑戦になるのは間違いない。ポルトガルのリーグはレベルが高い。その中で、ポルティモネンセは、強豪ではない。僕が入ってどこまで変えられるのか? という挑戦になる。幸い、日本でプレーしていたブラジル人も何人かいるし、日本人も2人(GK中村とDF安西が)いる。なじむまでは、比較的容易かなとは思います。

-監督とは役目について話したのか?

本田 まだ、自分がどういったポジションでどういった役割を求められているかの話はしていない。これから細かいコミュニケーションは、取っていきたい。ただ、監督とは1度、話していて、ベーシックな戦術、どういったこと好むとか、そういった話を30分ほど、させてもらいました。

-ポルティマンという街のファーストインプレッションは

本田 今の時期はね、どこの街に行っても、同じですよ。(コロナ禍で)このご時世、どこ行っても、もう最悪ですね。

-若い選手が多い。チームの印象は

本田 すごく仲がよさそうな印象はありましたね。チームの、嫌な雰囲気みたいなのは、(施設を利用していた)この1カ月、僕は見ていない。でも、勝負に勝つには、いい意味で、そういう空気を壊さないといけなかったりするんですね。それは、子どものようにわがままを言うということではなく、建設的に、相手の嫌がることも、必要あらば、しっかり言う。ボタフォゴでも求められていたことだったし、ここでも大事なことだと思っています。

-経験は、若手にも重要になる

本田 まずは、しっかり選手とコミュニケーションを取ることを第一に。そして、僕も選手ですから、いいプレーをしないといけない。他の選手のいいプレーも引き出してあげないといけない。第1ステップとして、選手と会話をする、これがすべての始まりだと思っています。

-左足のけがから、早く復帰できることをチームは願っている

本田 早くけがを治して、みんなと一緒にプレーしたいんですけど、あわてて復帰すると、誰にとっても得はしない。そこは慎重に、100%戻れると自信がついた時点で、戻りたいと思います。

-ギリギリまで考えて、最後の日にオファーを受け入れた。理由は

本田 まず、オファーをいただけたことに感謝したい。ここにいられることに、感謝しています。この難しい挑戦の機会をいただけたことにも感謝していますし、満足してもらえるような成果を、選手として出したいなと思っています。

-他のオファーもあったと思うが、選んだ最大の理由は

本田 何回も答えていると思うんですけど、この質問には…。悩んでた理由は、すごく難しい挑戦になると思っていたので、すごく悩んでいました。最後まで他のチームからのオファーも検討して、このクラブでやっていくかどうかを1カ月考えました。最終的に、このクラブでやっていくことが自分にとって、一番メリットがあるんじゃないかということ、それはこの難しい挑戦を受けて立つということもそうなんですけど、それが、僕の、このクラブに決めたポイントですね。

-選手としてどう、みせたいか

本田 ポジション含めて、どこをやるか、まだ決まっていないのでポジションによって、求められること、期待されること、変わってくると思っていますので、それはこれからかなと思います。ただ、中盤を任せられるのであれば、試合の勝利とか、チームとしての結果。前を求められるのであれば、個人としての結果みたいなことになってると思うので。どのポジションをやるかによって、求められるものは変わってくると思う。

-サポーターにひと言

本田 (感染拡大が収束に向かい)シーズン終わるまでに、サポーターと会えればいいですね。会いたいです。もし、街で僕を見かけたら、声をかけてもらえると。オブリガード、オブリガード。